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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第96回

~『脳を味方につける生き方』(苫米地英人著)を読んで学んだこと~

 

やりたいことをやらなければモチベーションは上がらない。

 

本書は一見すると巷にあふれる自己啓発本の一つです。ただ、著者の本は本書の他にも何冊も読んでいますが、著者は脳の専門家で、その知見にもとづいた裏付けがあるためか、単なる自己啓発本と比べて内容に説得力があります。

本書もその御多分にもれず、人間の脳の特性も踏まえて書かれています。今回は、特にモチベーションという観点から、特に気になったところを引用します。

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/脳-電気-知識-片頭痛-頭痛の種-ストレス-1845962/

 

【この本のポイント!】

 

6章 「好きなこと」をやるから脳は元気に働く

 

●なぜ「モチベーション」が上がらないのか?

(中略)

はっきりいいましょう。やりたくない仕事を、無理に続けなければならない理由はありません。そもそも、「モチベーションが上がらない」「やる気がでない」のは、やる気のでることが目の前に転がっていないということ。あれこれ言い訳をして実行に移せないのは、実行に移す理由がいからです。(中略)

 

●人は「自分で選んだ道」だから頑張れる

では、好きな仕事とは何か?基本的に「自分自身が選択した仕事」です。(中略)

 

●すべては「好きか嫌いか」の問題に行きつく

結局、好きか嫌いか、やる気があるかないかの問題なのです。

誘導も立哨(りっしょう)も、どちらも楽しい仕事ではありません。おまわりさんだって地元を離れて立ちっぱなしの仕事などしたくないはずです。

警察官になったのには、住民の役に立ちたいとか、社会の役に立ちたいとか、犯罪者やテロリストと戦いたいとか、それぞれ理由があったでしょう。(中略)

もっともまともな大人であれば、嫌な仕事でも最低限のことはやります。(中略)

嫌な仕事、やりたくない仕事にしがみついても、いいことは何もありません。

お客さんも迷惑だし、雇い主も迷惑です。

コンビニエンスストアでのバイトであれば、好きではないなら辞めてください。店長は人生をかけて仕事をしているのです。フリーターが遊び半分で働いていたら、お客が減って大打撃を受けるでしょう。

仕事に対するモチベーションが上がらないなら、退職を真面目に考えるべきです。同僚やお客さんに迷惑をかけながら惰性で続けるほうが、よっぽどタチが悪いでしょう。(中略)

自己啓発書などを読んで無理にモチベーションを上げようとしても、好きでもない仕事をしている限りは、うまくいきっこありません。

 

●才能のない仕事を続けることは不幸なこと

(中略)

4人、5人から意見を聞いて、やっぱり「周囲の評価が正しい」と思ったら、職を変えるべきでしょう。才能に適さない職に就いているのは、実に不幸なことです。

人生を無駄にしているようなものです。周囲にも迷惑をかけます。

第三者から「才能が無い」という客観的な意見をもらったなら、素直にアドバイスを受けた方がいいでしょう。

では、自分自身に限界を感じた場合はどうでしょうか。

そのときは、自分の判断をもう一度見直してください。限界でも何でもないのにそう思い込んでいるだけ、ということも多いからです。

思い込みで、仕事を辞めてはいけません。仕事自体は好きなのに限界を感じるのは、何らかの理由で状況が打破されていないからです。それなら、状況を打破する方法をまずは考えてみるべきでしょう。

視点を変えたり、抽象度を上げたりして、限界を超える方法を考えてください。

 

『脳を味方につける生き方』P115~P124

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/猫-カーテン-タイガー-国内の猫-動物-ペット-サバ-黒-2679242/

 

著者は、

他人に迷惑をかけるから、やりたくない仕事はするな!

と言いますが、ほとんどの人は、とは言っても収入のためには多少我慢してでも働かなければならないし、そもそも、自分が何をしたいかよくからない。あなたとは違う。というのが本音でしょう。

だいたい、何に向いているか理解している人なんてほとんどいません。ましてや、10代や20代でそれを見つけるのは難しいでしょう。

ただ、自分が向いてない仕事は何となくわかると思います。本引用箇所の後にも書いてありますが、実際に体験してみることです。

逆に、実際に体験することなく向いているか向いてないかを判断することは愚かです。それは、完全にイメージでしか判断していないからです。もっと言えば、イメージというのは多分に意図的に作り込まれています。

たとえば、テレビのトレンディドラマで、東京のオフィスでの仕事風景や恋愛事情が流れるのと、特に明確な目的もなしに東京で働くことに憧れる人がいることとは決して無関係ではないでしょう。

ですので、特に若い頃はアルバイトでもインターンシップでも何でもいいので、とにかくいろんな仕事を経験してみるのがいいと思います。この期間は一見無駄に思えるかもしれませんが、とにかくチャレンジし続けることで必ず自分に合う仕事、自分なりの生き方に対する答えが見つかります。

そんなこと言っても、いつまで経っても見つからない。と、反論する人もいると思いますが、それは単純に努力が足りていないだけです。

以前、大学の講師をしている知人が、これまで3、4回教授の試験を受けたけど全部ダメでなかなか教授になれない。とボヤいていました。後日、それを別の既に教授になっている知人に話したところ、全然少ないよ!私なんて30回は落ちたよ。と言っていました。つまり、自分でこうだときめたら、それくらいの覚悟とあきらめない粘り強さが必要なのです。

ちなみに、前出の講師はその後、無事にある大学の教授になりました。余談ですが、日本の場合は、特に文科系の教授は少子化の影響もあって供給過多で、60歳を超えてようやく教授になれるというのも珍しくないそうです。

彼らのように明確に就きたい職業が決まっていない場合は、彼ら以上に見つける努力をする必要があります。読書オタクとしていろんな本を読んだ経験から言わせてもらえば、特に、作家や起業家には転職回数や経験した仕事の数が多い人が多いです。恐らく、そのようないろんな経験が創作活動に役に立つのでしょうし、臨機応変に対応できる力が身に着くのでしょう。

もう一つ別のアプローチとしては、自分の性格をよく知ることです。たとえば、自分がおっちょこちょいでミスが多い人だとします。一見それは欠点のように感じますが、ミスが多いということは、目の前のことに集中できないほど、気が散るほどいろいろなアイデアが常に頭で浮かんでくる人かもしれません。後者の観点からみれば、想像力のある個性的な人であるといえます。

ただ、この場合は職業選択で雲泥の差がでます。たとえば、減点方式のお役所的な仕事には向いておらず、この場合はダメ人間のレッテルを貼られて終わりです。他方で、その想像力を生かすために行動し、しっかり者を味方につけてそのサポートを受ければ、もの凄い力を発揮する可能性を秘めています。

つまり、長所と短所は表裏一体であり、また、性格は人ぞれぞれですので、その人に向いている仕事もそれぞれ異なっていて当然です。繰り返しになりますが、おっちょこちょいな人は黙々と作業するような仕事はミスが多くて向いていないでしょう。ただ、創造性や芸術性を求められる仕事なら向いている可能性が高いです。

モチベーションという観点から見ても、日々怒られたり、低い評価を受けたりすればモチベーションは下がる一方です。仕事をする以上、多少のストレスやプレッシャーはつきものですが、自分を理解し、自分の向いている仕事を見つけて、モチベーションを高めて仕事をすれば、他人の評価や収入などは後から自然とついてくると思います。

肝心なのは、それを直ぐに見つけようとせず、かといっていつまで経っても見つからないと嘆くでもなく、一生かけて真剣に見つけようとする姿勢が大事なのではないかと思います。

 

一介の読書オタクより

 


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/脳を味方につける生き方-苫米地英人/dp/4837923283/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1530348506&sr=1-1&keywords=%E8%84%B3%E3%82%92%E5%91%B3%E6%96%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8B%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9

 

参考図書:『脳を味方につける生き方』

発行年月:2009年7月

著者:苫米地英人(とまべち・ひでと)

発行所:三笠書房

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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