みなさんの問いは何ですか?

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第104回

~『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』(西野亮廣著)を読んで学んだこと~

 

リトル〇〇に聞いてみる?

 

世の中には、今の境遇に不満を抱いている人は少なくないと思います。

自分が生まれた場所、故郷、家庭などの境遇、所属している学校、会社などの組織だけでなく、自分の体格や容姿、能力や健康状態などの自分自身のことまで、不満である箇所を挙げたらキリがありません。

それに、自分では生まれる場所も両親も選ぶことはできませんし、生まれ持った体格や容姿、健康などもある程度は決まっています。

これら変えることが難しいか、変えることはできても限定されていることがある一方で、いかようにも変えられるものがあります。

それは、考え方です。

この逆境ともいえるような状況をプラスに変えるには、常に考え続けなければなりません。考え続け、それを行動に移し、試行錯誤を繰り返す中で考え方が変わります。

下記引用箇所は、その大切さを説いてくれているのだと思います。

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/人々-暗闇の中-簡単-屋外で-空-男-ミステリー-孤独感-3214687/

 

【この本のポイント!】

2《僕は問を持つ》

ときどき「生きづらい世の中だ」と嘆いている人を見ると、羨ましくて仕方がない。天然でボーナスステージに立ってんじゃん。

まず、大切なのは、「問い」を持つことじゃないかな。(中略)

なぜ、自分がいる場所の居心地が良いかというと、以前、この場所にあった「壮大な問い」を、すでに誰かが解決してくれたからだ。1876年にアメリカのグラハム・ベルが電話を発明しちゃったから、「遠くにいる人と会話することはできないの?」という「問い」は、もう生まれない。

つまり、人生を賭けるほどの「問い」を見つけるには、居心地の悪い場所に立つ必要がある、というか居心地の悪い場所に立ったほうが「問い」が見つかりやすい。

僕は、「やりたいことが見つからない」という相談を受けた時には必ず、「僕なら、3キロのダイエットをして、その体重を維持してみるよ」と返すようにしている。

3キロ痩せるには食生活を改めなきゃいけないし、そして痩せたまま体重を維持するには帰り道は一駅手前で降りて歩かなきゃいけないかもしれない。面倒だし、あまり居心地が良いとは言えないよね。

ただ、それによって何かが変わるかというと、入ってくる情報が違ってくる。ここが大事。

スーパーで食品を手に取る時に、これまで気にしなかったカロリー表示を見る。カロリーが低いものを選んでいくうちに、買い物カゴには、やけに味気のないものばかりが積まれていって、「あぁ、肉、食いてぇなぁ。野菜よりカロリーの低い肉はないのかなぁ?」と、そこで「問い」が生まれる。(中略)

ダイエットという、居心地の悪い場所に身を投じなければ、出会わなかった「問い」。

人生を賭けるほどの「問い」は、そんなところに潜んでいる。(中略)

「問い」には必ず「答え」が埋まっている。(中略)

僕は、ある時、「お笑い芸人が、ひな壇に参加せずに生きていくためにはどうすればいいだろう?」という「問い」を持ち、その「問い」に人生を賭けてみることにした。

「ああでもない、こうでもない」という試行錯誤の日々は、もちろん不安と隣り合わせなんだけど、たとえ「問い」を持たずに生きていても、どのみち不安は隣に寄り添っているし、さらには次から次へと現れてくる「答え」を出す人々に嫉妬を繰り返しながら年老いていく人生になるだろうな、と思って「問い」を持つ人生を選んだ。

ともかくにも、まず「問い」を持つ。

「問い」を持つために、「問い」が落ちている場所に行く。

皆がいるような整地された場所には、あまり落ちていないから、誰も踏み入れていないような足場の悪い場所に行く。まずは、その場所に行くところから。(後略)

『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』P26~P32

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/テディベア-おもちゃ-ブラウン-クッション-子供のおもちゃ-ソファ-1853609/

 

たとえば、自分の顔をブサイクだと感じて気に入らなかったとしても、お笑い芸人であれば逆に得かもしれません。自分では嫌かもしれませんが、その自分が嫌だと思っている顔だけで人を楽しませることができるかもしれない。それならこれは、立派な才能です。

顔がいいのは一つの才能だ。という言葉を以前聞いたことがありますが、私はこれはこれで一里あると思っています。まさに、テレビに出演している芸能人など、人目に触れる仕事をしている人たちがそうでしょう。

ただ、自分がその水準に達していないと思うなら、テレビに出て頑張ろうとしなければいいだけです。別にテレビなんかに出なくても生きていく方法はいくらでもあります。

それに、テレビに出たい目的が、有名になりたくて、名をあげたいということであれば、今はSNS全盛の時代ですし、他にも有名になる方法はいくらでもあります。

有名になる方法だけでなく、あらゆることの選択肢は以前よりも増えていますし、今後もますます増え続けるのは間違いないでしょう。

見た目がカッコイイ人、キレイな人が、仕事や他の面で優遇されるのが嫌なら、彼らとは別の世界で、別の方面で勝負すればいいだけです。

つまりは、結局は考え方、やり方次第なのです。たとえ、何か一つ自分に足りないものがあったとしても、というより、それが複数あろうとも、悲観する必要はまったくないと思います。

そもそも、自分がダメだと思っているそのことは、主観でしかないわけです。自分が勝手にマイナス評価しているだけであって、他人から見たらプラス評価かもしれませんし、仮にそのこと自体はマイナスかもしれませんが、それによって様々な経験をして、改善して良い方向になれば、マイナスも結果的にはプラスに転じることになります。

たとえば、食べるとすぐ太る人がいます。太ることを気にする人にとっては迷惑な体質かもしれませんが、このタイプは筋肉が付きやすい人が多いです。逆に、食べても太らない人がいます。食べるとすぐ太る人にとっては羨ましいのかもしれませんが、このような人は筋肉がつきにくかったり、内臓に問題を抱えている可能性もあります。

つまり、食べても太りにくいタイプの人が筋肉を鍛えようと思った場合、食べるとすぐ太る人よりも大変なのです。これも結局その人の考え方次第です。

他にも、背が高くないとバスケットボールやバレーボールの選手になれないかもしれませんが、スピードが要求されるようなスポーツにとっては、背の高さが逆にハンデとなる場合もあるでしょう。それに、背が高過ぎると、自分が来たい服を探すのも大変です。

このように、何事もメリットだけ、デメリットだけではないため、結局は考え方次第なのです。

話が長くなってきましたのでそろそろまとめますが、今回の引用箇所に出てきた、問いを見つけるために逆境に飛び込むというのはとても共感できます。実際、読書オタクも日本おらず、最近はずっと中国にいますから。まぁ、中国生活も慣れてしまいましたので、今の状況が逆境と呼べるかどうかはわかりませんが、少なくとも、私が中国で働き出した当初は、中国語も中国のことも全然わかりませんでしたので、逆境に身を置いていたといえるでしょう。

今の日本のような裕福な国でくらしていると、ビジネスや社会における本当の意味でのサバイバル能力を身に付けることは簡単ではありません。もちろん、あらゆる面で成熟しつつある今の日本は、オタク文化に代表されるような、より深いコンテンツを生み出すことは難しくないかもしれません。

ただ、より深い問いを見つけるためには、これまで以上に、日本だけでなく、海外に身を置いたり、海外の情報に触れたりすることが大事なのではないでしょうか?

特に、今の中国には、週末を活用した一泊二日だけでも、十分いろいろと気づける環境があるわけですから。

 

一介の読書オタクより

 


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/魔法のコンパス-道なき道の歩き方-西野-亮廣/dp/4391149192/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1535125224&sr=1-1&keywords=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9


参考図書:『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』

発行年月:2016年8月

著者:西野亮廣(にしの・あきひろ)

発行所:主婦と生活社

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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