みなさんは、次は何が来ると思いますか?

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第105回

~『これからの世界をつくる仲間たちへ』(落合陽一著)を読んで学んだこと~

 

異なる時代には異なるチャンスがある

 

みなさんは今の時代をどのように考えていますか?

このような大雑把な質問には曖昧な回答しかできない。と、怒られてしまいそうですが、では、ことビジネスに限って考えた場合いかがでしょうか?

今は、ビジネスがしやすい時代ですか?ビジネスが難しい時代ですか?

人によって、昔は簡単だったけど年々難しくなっているという人がいる一方で、昔のことはよくわからないけど、今の方が断然ビジネスがしやすいと思っている人もいるでしょう。また、よくありがちなのは、景気がよくないと嘆いてばかりいる人も少なくありません。

そのような人たちには、ぜひ下記引用箇所をご覧いただきたいです。

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/女の子-グループ-人形-文字-子供-束-キャラクター-2933026/


【この本のポイント!】

 

いまのコンピュータで何が解決できるかを考えよう

 

(中略)いまは新しい問題解決の文脈の中に必ずと言っていいほど、「コンピュータ」や「インターネット」という要素が入ってきます。「なぜ、いまそれなのか」「先人はなぜできなかったのか」という問いに対しては、ほとんどそれが答えになる。その意味では、IT化によって文脈を考えやすい時代になったと言えるでしょう。

したがって、問題を探すときには、コンピュータがあることによって何が解決できるかを考えてみるのもひとつの方法。それは、まだまだ山ほどあるはずです。たぶん、2030年代ぐらいの近未来の若者たちは、2010年代という過去を羨ましがるに違いありません。

「20年前は、まだコンピュータで解決されていない問題があったからいいよなぁ」というわけです。これはどんな分野にもあることでしょう。音楽や芸術の世界でも、いろいろなアイディアを先人がやり尽くした後に生まれた世代は、新しいものを作るのに苦労するものです。

とはいえ、人類の文明はどんどん進歩しているわけですから、どの時代も過去と比べれば新しいものを作るのが難しく感じられるでしょう。

いまから30年前の時代なら、コンピュータを作るだけで勝つことができました。10年前なら、インターネットを使うようなコンテンツを作れば(いまから見ればロクでもないものでさえ)何でも売れたのです。それぞれ、「なぜ、いまそれなのか」という文脈をみつけることができたから、うまくいった。当然ですが、「なぜ、いま」への答えは時代によって変わってくるのです。30年後にはまた新たな変革が起きて、いまの時代では解決できない問題が解決できるようになっているでしょう。

ですから若い世代は、いま自分がどんな時代に生きているのかを過去と比較して知ることも大事です。昔は何ができなくて、いまは何ができるのかを知らなければ、解決すべき問題を発見することも、そこには文脈をみつけることもできません。生まれたときからパソコンもインターネットもスマートフォンもあると、「昔は何ができなかったのか」を直感的には理解しにくいものですが、それがわからないと、20年後、30年後にまた別の時代が訪れることも想像できないのです。

また、とりあえず走りだすことも、ときに重要です。文脈を探して訳知り顔で社会を批評しても、実際に動かないと出遅れてしまう。つまり、実際に手を動かすことで常に学び続けることができるのが、インターネット以後のクリエイティブ・クラスの仕事です。

『これからの世界をつくる仲間たちへ』P122~P124



画像引用元:https://pixabay.com/ja/お友達と-仲間意識-こんにちは-5-勝利-ユニット-1020035/

 

一年ほど前でしょうか、中国人の知人から「異なる時代には異なるチャンスがある」という名言をいただきました。

読書オタクが中国の広東省に住んでいて感じるのは、社長の年齢を見れば時代性がわかるということです。

たとえば、製造業だけで見た場合でも、伝統的かつ規模が大きい自動車産業や文具や手帳、書籍などをつくっている会社の社長は、皆おしなべて社長の年齢が50代、60代など年齢が高めです。これは、規模が大きくなればなるほどマネジメント能力やリーダーシップなどが要求されるため、また、創業社長の場合は小規模からスタートして大きくなるため、ある程度の規模の会社の社長の年齢は自然と高くなってしまいます。

ただ、それ以上に大きいのは、やはり、その時代の波に乗った社長が、その後も波に乗り続けたり、別の波を見つけたりして成長していったという点が重要だと思います。

その証拠に、ドローンや3Dプリンター、スマートウォッチ、360度カメラやIoT製品など、最近になって勃興し始めた産業に従事している会社の社長は、これまたおしなべて20代後半から40代前半までに集中しています。

また、日本でも中国でも、インターネットショッピングモールの会社やSNSのチャットで有名な会社などは、社長が40代中頃から50代中頃までの場合が多いです。

逆に言えば、今20代や30代で起業を考えている人がいれば、何をすれば当たるかは分からないかもしれませんが、少なくとも何をすべきではないかというのはある程度見当がつくのではないかと思います。

たとえば、いまさら手帳を作る会社を興しても儲かるとは思えませんし、ネットモールやスマホ専用チャットを立ち上げても苦戦が予想されるでしょう。 

しかしながら、これまた難しいのは、これらの古い産業でも、IoT化の波やまったく新しいアイデアによってまったく違った切り口が見つかるかもしれないということです。つまり、このような技術革新によってもう終わったと思われていたものが、見直されて復活する可能性がゼロではありません。

たとえば、中国は自転車の時代から車の時代へと変貌しましたが、もうオワコンだと思われていた自転車が、シェアサイクルという新しいシステムによって復活しました。

自転車で有名だった国が一周してまた自転車で有名な国になったという冗談のような話ですが、これまでダメだと思われていたものであっても、IoTやAI、ブロックチェーンなどの新しい技術によってまったく別の角度で捉えられる可能性が出てきたのです。

また、今からスマホアプリの開発に力を入れるのも考え物です。

なぜなら、ワープロの時代からデスクトップパソコンの時代になり、ノートパソコンが主流になり、今はスマホの時代になりましたが、そのスマホも登場から既に10年が経過しています。

デスクトップパソコンやノートパソコンもそれぞれ普及し始めてからピークまで10年ほどでした。となると、スマホも今がピークと考えた方が無難でしょう。

電卓とワープロが一緒になってパソコンが生まれました。

携帯電話とパソコンが一緒になってスマホが生まれました。

ということで、次はパソコンと何かが一緒になってまた別の何かが生まれるのではないかと感じています。

話がここまで飛躍してしまうと、もはや、読書オタクの範疇からは外れてしまうかもしれませんが、いまさらスマホアプリやスマホアクセサリーのビジネスにリソースを投入するくらいなら、次の何かを考え、そこに時間とお金を投入するべきではないでしょうか?

 

一介の読書オタクより

 

画像引用元:https://www.amazon.co.jp/これからの世界をつくる仲間たちへ-落合-陽一/dp/4093897646/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1535560118&sr=8-1&keywords=%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E4%BB%B2%E9%96%93%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%B8

 

参考図書:『これからの世界をつくる仲間たちへ』

発行年月:2016年4月

著者:落合陽一(おちあい・よういち)

発行所:小学館

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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